宝塚市地区だんじり
曳行ルートの設計

だんじり曳行ルート設計は意外と難しく、基本コンセプトをベースに各種制約条件を満たす必要があり、一種の組み合わせ最適化問題となっています。 ここでは、ルート設計の基本コンセプトと各種制約条件をご紹介します。
目次
基本コンセプト
だんじり曳行の意味合いから、曳行ルートは町内のすべての場所(道)を一回以上通ることを基本としています。
場所に関する制約
神社
だんじりの最初の出発地点と最後の到着地点は当然神社となるので、宵宮も本宮もルートの最初と最後は神社となります。 最終到着時刻が遅すぎると関係者の帰宅時間が遅くなるため、22:00以前としています。 ちなみに宵宮は車軸のメンテナンス作業が必要なため、最遅到着時刻は30分早めの21:30となります。 また、本宮の10:00-11:00には神社で秋季大祭の式典が執り行われるため、この時刻にも神社に戻っている必要があります。
中山寺自治会館
だんじり曳行時の食事休憩は中山寺自治会館であるため、昼の12時と夜の18時には自治会館前に戻っている必要があります。
平安祭典
平安祭典様のご都合に合わせて時刻は設定されます。午後4時頃が多いです。
ロジュマン
仕事をされている方が参加しやすいよう、休日または平日の夜に設定しています。
中筋山手自治会館
特に時間の指定はないようですが、本宮の昼一が恒例となっています。
関係者の人数に関する制約
だんじり曳行時に集まる保存会員は、宵宮の日中が最も少なく、本宮の夜が最も多い傾向にあります。 急な坂道の通過や長時間の曳行は少人数ではできないため、人が少なそうな時間帯ではそのようなルートは避けるようにしています。
休憩に関する制約
だんじりを押したり担いたりし続けると疲れるため、最低でも1時間に1回は休憩が必要です。無理は曳行は事故の元なので非常に重要。 ただし、休憩できる場所は限られており、上で挙げた場所以外だと、皿池公園、児童公園、馬乗橋、岸田ビルの4か所のみとなります。
踏切に関する制約
踏切通過時刻は事前に鉄道会社に届出が必要で、通過時刻を変更できません。そのため、踏切通過前のルートは余裕をもって設計する必要があります。 また、雨などで予定を変更して踏切を渡ることも難しいため、特に遅い時間帯(夜間)は基本的に踏切を通らずに済むよう、線路の北側エリアに曳行ルートを限定しています。
安全に関する制約
夜間に車通りの多い道を曳行すると危険なため、国道や西辻が池踏切を通る道は避けています。
その他の留意事項
子供用ロープ
子供たちが集まってくる時間帯(夕方16時頃が多い)から児童解散の20:00までは、だんじりにロープをつけて曳行します。 このとき、袋小路に入るとロープの取り回しに苦労し、場合によっては子供たちが危険なため、 基本的に行き止まりで折り返すようなルートは極力設定しないようにしています。なお、上り坂はロープ付きの時が最適です。
祝儀
祝儀でご支援いただいている方の家の前は、感謝の意味も込めて可能な限り多めに通るようにしています。
区間通過時間
だんじりの曳行に要する各区間の通過時間をまとめた計算シートにより時刻を予測します。