囃子はやし鳴物なりもの)について

構成と旋律

中山寺地区のだんじりの鳴物は、大太鼓、小太鼓、かねの3つから構成されています。

太鼓と鉦
だんじり内の太鼓と鉦

その旋律は、古くは旧長尾村に伝わる伝統的なものだったようですが、現在は鳴物担当者がそれぞれ作り出した独自の旋律となっています。

鳴物を構成する楽器の内、小太鼓と鉦は常に同じ旋律となっていますが、大太鼓には画一的な旋律が存在しません。そのため、お囃子は大太鼓の演奏者ごとに異なり、さらに同じ演奏者でも毎回旋律は異なっています。とはいえ、全く共通点がないわけではなく、ベースとなる旋律は存在し、それを基に各自が独自にアレンジを加えてたものが現在の旋律となっています。具体的にはこちらの動画をご覧ください。

旋律のリズムは、だんじりの速度や旋回の状況など合わせて変化し、そのリズムを決定するのは小太鼓であるとされています。 ただし、小太鼓は比較的経験の浅い者が担当することも多く、その場合には大太鼓がリズムを決定しています。

鳴物に興味がある方へ

だんじり曳行日の休憩時には実施に鳴物に触れていただくことができます。また、大祭の数週間前に鳴物練習日があり、そちらで鳴物責任者に認められた場合は、小学生以上であれば曳行時にだんじりで演奏できます。なお、最初に担当できる鉦の認定の基準は「変化する小太鼓のテンポに合わせて鉦を打ち続けることができる」ことですので、挑戦される方は各自練習の上、鳴物練習日にお越しください。
※ 曳行時に演奏するには、小学生の場合は各種免責事項に対する保護者の同意が、中高学生の場合は中山寺成年会への入会が必要です。

基本形

中山寺だんじりの鳴物の基本的な旋律とされるものはこちらです。(通称、セイゾウさんの太鼓)

<準備中>

現在形

実際に現在演奏されている旋律をいくつかご紹介します。奏者による旋律の違いがお分かりいただけると思います。

現在の旋律(2018年撮影)